平成29年 第2回AHEDMAP関東支部抄読会開催のご案内 ~口腔ケアで誤嚥性肺炎を予防できる?~
皆さま、こんにちは。
平成29年 第2回AHEDMAP関東支部抄読会の開催をご案内致します。
ツイキャス配信日時:10/22(日) 21:00~22:00
ツイキャス配信URL: https://ssl.twitcasting.tv/aheadmap_kantou/broadcaster
文献:Oral care reduces pneumonia in older patients in nursing homes.
文献URL:
<Introduction>
2011年に日本人の死亡率第3位が脳血管疾患から肺炎に代わりました。今回は誰もが日常的に行っている歯磨きを含む、口腔ケアについて考えていきたと思います。
シナリオ:
A施設で理学療法士として働くあなた。最近、介護士のBさんから、入所されてるCさんのことで気になることがあると話がありました。
Bさん「入居中のCさん、あと1カ月くらいで自宅復帰ですね。ご家族もよく協力してくれますし、安心ですね。ただ、食事のむせ込みが気になります。」
あなた「確かにここ2,3週間で食事の後半にむせ込むことがあるようですね。リハビリでは体力はあまり変化なさそうな気がします。自宅復帰を考えると日常生活動作はもちろんですが、嚥下機能や認知機能についてもアプローチする必要がありますね。」
Bさん「認知機能リハとして、Cさんに計算などの課題に取り組んでもらってますが、誤嚥性肺炎の予防として何か今からでも取り組めるものってあるんですかね?」
あなた「そういえば最近嚥下リハ学会に参加したときに、口腔ケアも誤嚥性肺炎の予防に効果的って言ってましたね。どれぐらいの効果があるのか少し調べてみましょう。」
症例プロフィール:
88歳、女性、要介護2。子供夫婦と同居。自宅で転倒し、大腿骨頸部骨折で人工骨頭置換術施行のため3カ月入院。現在は自宅復帰を目標にT字杖使用し、ADLは日中、夜間ともに屋内での生活は自立。食事は3食全量摂取。歯磨きは毎食毎に行っている。歯科往診が週1回。歯石、歯垢あり、歯磨きの磨き残しがあるとのこと。